「女」を100%楽しみ尽くしたいならーまずは「セックスアンドザシティ」を観てから。

ムービー, アメリカ, ファッション

「多くの女性がニューヨークに求めるのは二つのLである。それは“Label(ブランド)”と“Love(愛)”である」。物語の冒頭、主人公であるキャリーの語りから映画は始まります。冒頭の言葉に象徴されるように、まさにファッションと恋愛を主題にした、30代~40代のアメリカ人女性のリアルがいっぱい詰まった映画。それが「セックスアンドザシティ」です。そのタイトルのインパクトと内容の過激さに加え、圧倒的なファッションセンスで1998年の放送後から空前の大ヒットになったドラマ「セックスアンドザシティ」の映画化。「美容」「ファッション」「恋愛」というキーワードに敏感なおしゃれ女子は知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。実際にアメリカでは本作のドラマを見てNYに来たという人もとても多いのだそう。

今回本作をご紹介する理由としては、この映画には「オンナ度をランクアップさせる」力があるからです。ただきらびやかで華やかなNYのセレブ4人が主人公の、リッチなお話、ではありません。ドラマをご覧になっていた方はご存知かもしれませんが、4人は時にボロボロになり、次の日を生きていく気力さえ失われるような状況に追い込まれることが多々ありました。愛していた人から裏切られること、望まない妊娠、反対に望んでも望んでも懐妊せず、やっと懐妊した矢先に流産してしまうこと、金銭的に困窮すること…。これらは現代社会に生きる女性にはアメリカ、日本、世界中問わず起こり得ることですよね。しかし彼女たちは絶対に芯の強さを失いません。友情に支えられながら、時に感情に流されながらも、置かれた状況に必死に向き合い、オシャレと遊び心を忘れずに幸せを手に入れていくのです。彼女たちが輝いて見えるのは、「自分が幸せになることを諦めなかったから」。または「自分が幸せになるための選択をしてきたから」と言えるのではないでしょうか。その生き方はまさに美しく、オシャレ。遠い異国のセレブの話ではなく、忙しくて様々な役割を求められる日本人女性も大いに学ぶところがあるでしょう。家庭や仕事、その他社会的な役割や責任にガチガチに固められて、自分の好きなことややりたいことを犠牲にしたり、冗談を言う余裕をも失っている人も多いのではないかと思います。しかし彼女たちのバイタリティーに溢れた姿は、もっと肩の力を抜いていいんだ、自分を幸せにするために自分の好きなことを尊重してもいいんだ、と勇気を与えてくれるはず。鑑賞後は彼女たちのような前向きな輝きがわき出て、美しくありたい!という欲求が刺激されていることでしょう。

さて、本作の主題としてもやはり「愛」と「ファッション」が中心です。主人公のキャリーが10年付き合った”MR Big”との婚約、まさかの“Big”の結婚式当日ドタキャンという展開が待っています。キャリー運命、愛の行方はどうなるかということはぜひ本作を鑑賞してご覧いただきたいと思いますが、特筆すべきはやっぱり美しいドレスの数々!

キャリーはライターとして有名ファッション誌「VOGUE」で連載を持っていますが、有名人であるキャリーの花嫁姿をテーマにした企画が持ち上がりました。その撮影が何とも優美なこと。ファッションに敏感な女性は思わずため息が出ること必須です。

最初にキャリーが撮影で身にまとったのは、トップはシンプルなのにボトムは真っ白なバラ、“ル・ブラン”を連想させるようなボリューミーなドレス。次にキャロライナ・へレラのナチュラルなシルエットに花や植物、蝶をイメージした可憐な印象を与え、手に持ったブーケがドレスを最高に引き立てるスレンダードレス。続いてクリスチャン・ラクロワの洗練されたアシンメトリックなディテールで、背中のシルエットがなんとも美しいドレス!次にミニ丈でフリルがついた、“上質なオンナ”の中にも乙女なエッセンスが随所に散りばめてあるランバン。チュールとフリルを組み合わせ、ザ・ディオールとも言うべきモードでどこか女性の芯の強さを感じさせるクリスチャン・ディオール。オスカー・デラレンタの豪奢で繊細なビジューが施されているクラシカルなマーメイドラインドレス。そして最後は女性の夢がいっぱい詰まったとしか言いようがない、洗練された中にも凛とした可愛さが宿るヴィヴィアン・ウエストウッドのボリューミーなプリンセスドレス…。どれも「美しい」だけでは表現しきれないトップブランドのドレスの数々をぜひチェックしてくださいね。ドレスだけではなく、彼女たちの個性を活かしたワードローブの数々も必見です。

前向きに元気になる、オンナである自分を磨き、美しくなる意欲が身体の奥から湧いてくる「セックスアンドザシティ」。一度見たことがあると言う人も、まだ見ていない人も、ドラマを一作も見たことがないという人も、ぜひ一度ご覧ください!きっと“オンナ”を格上げするきっかけを与えてくれるでしょう。


SEX AND THE CITY THE MOVIE

Writer's Profile

Aki Hirano

フリーランスで活動するアラサーライターで、美容、健康、医療、ファッションの記事を中心に執筆中です。女性がホッと一息つくとき、気軽に読めて女性であることを楽しめるようなワクワクする記事を書いていきます!