キッチュな雑貨だけじゃない!プラナカン文化を探るシンガポール旅

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女性の旅先として人気のシンガポール。未来的な新しいスポットが次々と生まれている活気あふれるアーバンシティライフと、多民族国家で育まれてきた多彩な文化の両面に触れることができ、観光都市として非常に魅力的です。今回は、女性に人気のプラナカン雑貨の発祥、「プラナカン文化」をテーマに、その歴史的背景とシンガポール観光での見どころを解説します。

 

【プラナカン文化とは】

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プラナカンといえば、キッチュな雑貨が有名です。ピンクやブルー、グリーンなどのパステルカラーの雑貨たちは、大人の女性を少女時代に引き戻してくれるかのようです。シンガポール観光のお土産候補としてピックアップされる方も多いことでしょう。

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そもそも「プラナカン」とは、15世紀後半にシンガポールやマレーシアに移住してきた中華系の人々と現地のマレー人女性との子孫を指します。彼らは中国文化とマレー文化にヨーロッパ文化のエッセンスを加え、独自のライフスタイルを培ってきました。イギリス植民地時代には、英語や英国式マナーを身につけ、大富豪として成功したプラナカンも多く、その財力で自分達の文化を洗練させてきたのです。東西の文化がミックスされたエキゾチックな文化として今の時代にも色濃く残り、ツーリストを楽しませてくれています。

 

【カトンエリア】

オーチャードエリアからタクシーで約20分、地下鉄パヤ・レバ駅から徒歩約10分の場所に位置する「カトンエリア」。裕福なプラナカンやヨーロッパからの移民が暮らした土地でもあり、プラナカン文化に触れることができる代表的な地区です。プラナカン文化をまとめて体感するなら、カトンエリアでの観光がおすすめ。ノスタルジックなムード漂うプラナカン建築の街並みを散策しながら、ランチタイムにはニョニャ料理に舌鼓を打ち、キッチュなプラナカン雑貨ショッピングを楽しむ…そんな1日を満喫できるエリアです。

 

【プラナカン建築】

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プラナカン建築は一般的に「ショップハウス」と呼ばれ、1階が店舗、2階が住居という造りになっています。ピンクやブルー、イエローなど華やかなパステルカラーで彩られた建物は、西洋建築の要素が盛り込まれ、よろい窓や瀟洒な柱で装飾されています。カトンエリアのJoo Chiat Road周辺が有名ですが、オーチャードエリアのエメラルドヒル等、その他のエリアにもプラナカン建築は残っており、街並みに溶け込んでいます。ただ散策するだけでも充分楽しめる、素敵な建築群です。

 

【ニョニャ料理】

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プラナカンは、男性を「ババ」、女性を「ニョニャ」と呼びました。プラナカンといえば、中華料理とマレー料理が融合したニョニャ料理。スパイシーながらも深い味合いを醸し出す様々な技法が用いられて作られており、シンガポールで「ニョニャ風~」といえばハイグレードな料理というイメージが定着しているそうです。代表的なメニューは、「ラクサ」。屋台などでも食べることができる麺料理ですが、もともとはニョニャ料理由来。ココナッツミルクベースのスパイシーかつ酸味あるスープが特徴的な味の太麺スープです。気軽に味わえるカフェやレストランもカトンエリアには点在していますので、滞在中、一度は試してみたいものです。

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お土産として人気のプラナカン雑貨でよく見かける刺繍も、もともとはニョニャ達の花嫁修業として受け継がれてきたものだそうです。文化の歴史的背景を知ると、雑貨ひとつとっても中国文化とヨーロッパ由来のデザインの掛け合わせを見てとることができますね。

次回のシンガポール観光では、プラナカンの歴史に思いを馳せながら、プラナカン文化を探る旅、を気取ってみてはいかがでしょう? ノスタルジックな空間が、忙しい毎日からあなたを解き放ってくれるかもしれませんよ。

 

 

 

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海外旅行、特に東南アジア好き。家族は愛娘、猫、猫、夫。
出産前まで「明日できることは明日」がモットーだったが、出産後、「今でしょ!」にポリシー変更。
明日どころか今を逃すと寝た子は起きてしまうのです。