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農家×廃校!旬の野菜で笑顔になれる、福岡発の新サービス「ぱれっと直送便」!
外出もままならない現状が続いている今、福岡県田川市であるサービスがはじまりました。
それは、新鮮な朝採り野菜を畑から自宅まで直接届けてくれる、その名も『ぱれっと直送便』。ブロッコリーやアスパラガス、新鮮でみずみずしい野菜に込められた想いと情熱に、オーダーした人は思わず笑顔に!
今回は『ぱれっと直送便』の発起人、中元寺みらい農業の宮本しほさんにお話を伺いました。
今だからこそ意味がある、地域貢献
「きっかけは、やはり新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が大きいです。」
福岡県でも感染が広がり、現状田川市内での感染者はゼロですが、いつどうなるかわからない不安に包まれ自粛ムードが広がりつつある、と宮本さん。
「私は『中元寺みらい農業』という農家で働いているのですが最近足腰を痛めてしまったこともあって、実際に畑での作業ができない現状が続いていたんです。自宅療養していましたが、足腰以外は元気なので何か出来ないか…、と思っていました。」
「外出自粛ムードではありますが、『食べること』は生活の中で絶対。家で料理する人は多いだろうし、農家の『野菜』を直接自宅に届けるデリバリーサービスをしてはどうかと考えました。これなら、私も動けるので。」
このサービスを実施するにあたって「需要はあるのか?どうやって始めるのか?システムは?」そんな疑問を感じた宮本さんは、田川市内のある施設へ相談に行かれたそうです。
「思うままに『いいかねPalette』へ足を運び、やんわりとスタッフの山野さんへ相談しました。廃校をリノベーションしたこの施設はより地域に密着しているし、農家よりもサービスを周知させる拡散力をもっている。地元貢献の面からもこの企画をやる意味がある!となり、すぐに実施までこぎつけることができました。」
おまかせ野菜セットで、季節を感じて
では、実際に『ぱれっと直送便』で購入することができる新鮮な野菜は、どんなものなのがあるのしょうか?
「今日は、キャベツ、ブロッコリー、じゃがいも、ホーレン草、レタス、ねぎ、アスパラ、小松菜の8種類。毎日の料理で使いやすい野菜を、お届けできたらと思っています。」
「もう少ししたら、玉ねぎ、グリーンボール、サニーレタスなどが旬になるので、ラインナップに加える予定です!」
非現金化で見えた、新しい野菜の買い方
新鮮な朝採れ野菜をデリバリーできる『ぱれっと直送便』は、現金の他にPayPayでの支払いも可能。すると、こんな使い方も…!
「正直、私はまだ現金も使っているので、PayPayはどこまで需要あるのかな?と思っていましたが、実際に配達した家で早速需要もあり、田舎の田川でも実際にPayPay加盟店が多く、利用者も多いことを実感しました。」
受け取ったみなさんの笑顔が印象的「それに、野菜セットをギフトしたい(支払いは注文者、配達先は注文者のご家族)というお声をいただき、PayPayの送金機能を使っての支払いができたというメリットもありました。」
今後について
田川市はデリバリーサービスが都心に比べて充実しているとは言い難く、買い物は外出しなければなりません。
そんな現状も踏まえ、今後も『ぱれっと直送便』は続けていくのでしょうか?
「様子をみながらではありますが、可能な限り継続させていきたいと思っています。
このデリバリーサービス需要が高い場合は、野菜だけではなく、例えば魚や肉、パンや弁当など田川の小売店と繋がりサービス拡大も視野に入れて、地域貢献に力をいれてみたいですね。」
「『中元寺みらい農業』では、年間を通して20品目以上の野菜を栽培しています。他にもドライベジタブルなどの加工品を製造しているので、この活動を通して、全国に野菜を届けられたら、とも考えています。
現段階では『重さ・大きさ・クール便』などクリアしなければならない問題も山積みですが、『食べることで元気になる』ことを皆さんに知っていただきたいです。」
新型コロナウィルスの影響によって、暗いムードをなかなか払拭できない今だからこそ、「コロナで暗くなっている方々に、少しでもサービスを通して、新鮮野菜を食べ心身ともに『元気』になってもらいたい!」と、語る宮本さんの『ぱれっと直送便』は今後も需要が高まっていきそうです。
*配達エリア:田川市・添田町・川崎町・大任町・赤村
*直送品:おまかせ野菜セット 2,000円
(税込&送料込です。日替り野菜のため種類指定はできません。)
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