読みもの
ドイツのオーガニックコスメ を見分ける BIOって?
ドクターズコスメや水にこだわった化粧水など、ドイツには世界的に有名なブランドが数多くあります。
これらはすべて自然由来の成分のみを使用したオーガニックコスメ。肌に優しいので、敏感肌の方やナチュラル志向の方は一度は手に取ったことがあると思います。
【オーガニック製品は高い?】
コスメに限らずオーガニック食品も普及しています。オーガニック専門スーパーの大手チェーンが「BIO COMPANY」や「basic」など。でも値段がかなり高いんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。しかし実は一般的なスーパーの値段と大差ありません。 日本では専門店で扱われていることが多いこうした製品も、ドイツでは一般的なドラッグストアやスーパーでも販売されており、とても身近で当たり前の存在です。 量り売りが一般的な野菜で言うと1kgあたり1〜2ユーロ(約130〜260円)高いくらいです。牛乳はたったの50セントしか変わりません!需要が多ければ生産が増え、結果コストが低下して販売価格が抑えられるのです。 これは国民の多くが有機栽培された安全な食材を強く求めているからです。人体への影響だけでなく、化学薬品を使用しないことで自然環境を守り、また、自然に近い環境で飼育することで家畜への苦痛を少しでも減少させたいという願いの現れです。【オーガニック製品の見分け方ーBIOマークに注目ー】
国家認定マーク「Bio-Siegel (ビオ・ジーゲル)」
※これ以外にも各企業や製品で独自のマークを表示している場合もある
見分け方は簡単で、パッケージに「BIO」と記されていれば確実です。 これは2001年にドイツ政府の農業相によって導入された認証マークで、食品や製品が有機農法の規則にのっとり生産・管理されたものであること、遺伝子組み換え技術を使用していないことなどを保証する証です。公的な機関が管理しているので「うちはオーガニックです」と勝手に自称するのは不可能。これが消費者の安心感につながり、より幅広く普及するのです。 ちなみに「Vegan」と並記されているものは動物性のものを一切使用していない製品です。