読みもの
カジュアルになりがちな夏のファッションには真珠で華やぎを添えて
日差しが強く、湿度が高い日本の夏。ファッションを楽しみたくても、シンプル&カジュアルになりがちです。そこで、Tシャツコーデもオフィスコーデも格上げしてくれる真珠のジュエリーをご紹介。デザイナーの森啓子さんに話を伺います。
“オーロラの光”をコンセプトに、真珠に様々な加工を施すohrora(オーロラ)。ブランド名の“oh”は、身に着けたときの感動や驚きを表現した“oh!”の意味も。真珠といえばフォーマルなイメージですが、ohroraのジュエリーは普段着にも映え、アート作品のようなモダンな表情が魅力です。
あこや真珠とダイヤモンドを組み合わせたリング。遊び心のあるデザインに心が弾む! リング各¥68,000
「真珠は、唯一加工のいらない宝石です。自然の中で生き物が作り出す形は無限。海水と淡水といった育つ場所、真珠母貝によって種類も様々です。真珠貝の内側の色で真珠の色合いも違い、その魅力はどんな装いでも上品さが出るところ。そして、何歳になっても似合うジュエリーなんですよ」自然のままの真珠をマット仕上げのリングにセット。存在感は十分。リング¥87,000〜¥140,000
真珠の個性を生かしたデザインの中でも、ひと際目をひくネックレスも人気アイテム。森さんは“真珠をドレスアップしている”イメージでデザインしているそう。 「ドレスアップした真珠に合わせてデザインチェーンを組み合わせています。真珠に施したチェーンやスタッズはオリジナルの技術で、土星の輪や星屑が散りばめられたイメージ。丸い真珠ではできない個性的な形だからこそ生まれたシリーズです」自然の形を生かし、同じものはひとつとしてないネックレスは“Planet”シリーズ。ネックレス¥58,000〜
1点1点、ハンドメイドで作り上げるohroraは、あこや、淡水、南洋、黒蝶と様々な種類の真珠を使用しており、自ら養殖場に赴いて仕入れているから、希少性が高いパールも扱っています。 「今年の冬からは、一度水質の問題によって全滅し、市場から消えてしまった琵琶湖で採れる琵琶湖真珠(淡水真珠)のラインも展開する予定です。現在は極々わずかに養殖されるようになりましたが目にする機会がほとんどないので、真珠好きな方には特にオススメですよ」ネックレスは琵琶湖真珠とルビーの組みあわせ。価格未定
8月にジェイアール京都伊勢丹で開催するポップアップショップにて、琵琶湖真珠のジュエリーを先行販売予定。
身に着けるだけで、日常の所作までも美しく切り替えてくれる真珠。ohroraではファッションのアクセントとしてはもちろん、お守りとしても大切にしたいジュエリーが見つかりますよ。<プロフィール> ohroraデザイナー 森啓子 ヒコ水野ジュエリーカレッジ、ドイツのHOCHSCHULE PFORZHEIMでコンテンポラリージュエリーを学んだ後、エシカルジュエリーブランドに企画デザイナーとして勤務。2014年にohroraを設立。 URL https://ohrora.jp/