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最近注目のスーパーフード「ケール」
スーパーフードは1980年代にアメリカやカナダで
いい成分を特別多く含む食品に対して「スーパーフード」と呼ぶようになったのが始まりだそうです。
一般的に私たちの耳に入るようになったのは2000年代に入ってからのことで
私たちの認識としては詳しいことはそんなによくわからないけど身体にいい成分をたくさん含んでる食品。
そんなイメージではないでしょうか?
ということで
スーパーフードとその中でも近頃注目を浴びているケールについてまとめてみました。
・スーパーフードってなに?
まずそもそもスーパーフードってなに?
定義としては栄養バランスに優れ一般的な食品より栄養価が高い食品である
または特定の栄養、健康成分が飛び抜けて多く含まれている食品。
イメージとしては、一般的な食品とサプリメントの中間の存在です。
・スーパーフードを代表するものとして知られているもの10種
スピルリナ、マカ、クコの実(ゴジベリー)、カカオ
チアシード、ココナッツ、アサイー、カムカム
ブロッコリースプラウト、麻の美(ヘンプ)
食べたことはなくても
一度や二度、聞いたことがある名前もあるのではないでしょうか。
ここに挙げたのは代表的な10種でスーパーフードと呼ばれているものは他にもたくさんあります。
・さていよいよケールについてです。
ケールはアブラナ科の野菜。
アブラナ科と言えばブロッコリー、カリフラワー、キャベツなど
どれも身体に良さそうな成分が多く含まれていそうですが
ケールの栄養価はこれらを凌いでダントツの栄養価のようです。
?脳の健康や脂肪肝、高血圧コレステロールを下げる。
私たちの脳の60パーセントは脂肪で、適切な良質の脂肪を摂取することは脳にとってはとても必要なことです。
良質な脂肪とは、みなさんも聞いたことのあるオメガ-3系脂肪酸。
DHAやEPAもその仲間ですが
ケールにもオメガー3系のひとつのALA(アルファリノレン酸)が多く含まれています。
このALAはうつ病や糖尿病のリスクを下げる効果
血栓を固まらせない効果、悪玉コレステロール値を下げたり
中性脂肪を減らしたり、認知症の対策、脳の活性化、血流を上げて疲れをためにくくする効果から
肌荒れやくすみにもいい作用があるようです。
解毒作用が高い
ケールにはフィトケミカル(植物だけが持つ色素・苦味・渋味・香り・えぐみ・辛味などの成分。
特長は抗酸化作用で活性酸素を取り除き、酸化から守る効果がある。)
の一種であり、スルフォラファンが多く含まれている。
このスルフォラファンには高い解毒作用と高い抗酸化作用があります。
血糖値を下げる。
ケールがインスリンの分泌をコントロールして血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
豊富過ぎる栄養素(キャベツとの比較)
食物繊維(2倍)
K(3倍)
Mg(3倍)
βカロチン(50倍)
Ca(5倍)
ビタミンC(2倍)
ビタミンK(3倍)
ビタミンB6(少し多い)
この比較からも分かるように
かなりの栄養素を含んだスーパー野菜ですね。
ただ以外とクセがあるケール
青汁やスムージーにして飲めたらそれはいいのですが
なかなかの風味(笑)
そこで、おすすめのケールの調理法は
食べやすい大きさにちぎって水気を切り170℃のトースターやオーブンでカリカリになるまで
約10分加熱したケールチップスです。
粗熱が取れたら、オリーブオイルをからめて
塩コショウ、パルメザンチーズなどをお好みで振りかけて出来上がりです。
炒め物にも適しているようなので
味やパンチの強いニンニクやショウガなどを使って仕上げると
美味しくいただけるようです。
美味しくケールを摂取して
病気や老化に負けない風邪しらずの健康的で美しい身体を作っていきたいですね。