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ボディのうっかり日焼けはアフターケアを入念に! Part1
夏のレジャーや日常生活でも、知らず知らずのうちに浴びている紫外線。顔は一年中UVケアをしている人は多いけれど、ボディはうっかり忘れがち。そこで、日焼け後も肌へのダメージを軽減させるアフターケアの疑問を美容ライターの石塚久美子さんが答えます!
Q ボディのうっかり日焼けに対して、すぐにやるべきアフターケアは?
A まずは 冷やすことが重要! 顔の場合も同様ですが、日焼けした肌には炎症が起こっています。ほてる程度でも内部には微弱な炎症が起こり、肌が赤くヒリつくレベルなら軽い火傷と言える状態です。炎症を鎮めるためには、火傷と同じで“冷やす”ケアが重要です。 保冷剤や氷を入れたビニール袋をやわらかなガーゼハンカチなどでくるみ、できるだけほてり感がおさまるまで時間をかけて冷やすことをおすすめします。 その後、低刺激性の化粧水や乳液、ゲルなどで保湿をすることで、皮膚の突っ張りや皮ムケを軽減することができます。 ただし、翌日に水ぶくれなどができてしまうようであればクリニックで受診しましょう。Q 日焼け後、継続的に行った方が良いケアは?
A 保湿ケアでターンオーバーをスムーズに ボディはつい保湿を怠りがちですが、日焼けした部分はとくに、顔と同様に“潤いを与えてフタをする”という基本的な保湿を欠かさずに続けましょう。 肌表面の細胞が全て生まれ変わるには、20代前半で約28日、30代〜40代になると約45日かかると言われています。赤くなる炎症をともなったり、こんがりと黒く焼けてしまった場合は、少なくとも3ヶ月、できれば半年くらいはターンオーバーをスムーズにするためにも保湿ケアを強化することをおすすめします。 より早く、明るく透明感のある肌に戻したい、シミなどができやすく心配な方は、ビタミンCをはじめとする美白成分が配合された保湿ケアや、ブライトニング効果をうたったものをお試しください。Q 日常生活でも焼けやすい、首やデコルテ、手・足の甲はどんなケアがおすすめ?
A 顔と同じく、丁寧なスキンケアでシミやシワも回避 首は顔の延長線にあるので、顔を日焼けしたときと同じ要領でのスキンケアをおすすめします。 デコルテと背中は皮脂腺が多い部分。余分な皮脂が紫外線によって酸化することによるダメージも加わる可能性があるので、日焼けとともにニキビトラブルやシミなどが心配であれば、優しくきちんと洗浄することと、ビタミンCをはじめとした抗酸化成分配合のボディケアを取り入れると良いかと思います。 手や足の甲は普段の所作や靴の脱ぎ履きで摩擦が多く、皮脂分泌が少ない部分。うっかり日焼け+摩擦などによる色素沈着やシワのできやすさが懸念されるパーツなので、保湿ケアにややこっくりとしたボディミルクやボディクリームを取り入れると肌の保護に役立ちます。<プロフィール> 石久美子/美容ライター、セルフケア案内人(いしずか久見子 名義で活動) 1998年より、ライターとして化粧品トレンドや美容法、国内外のメイクアップアーティストの取材を担当。長年の経験から、皮膚の生理機能やエネルギー代謝、体の使い方の重要性を感じ、執筆の傍らタイ式ヨガ“ルーシーダットン“を学び2009年に講師活動をスタート。また、食の見直しが自身の体質改善に役立ったことから、分子整合栄養医学の講座を受講。栄養医学の資格も取得し、現在は健やかな心身のためのセルフケア情報のキュレーションに邁進中。