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イギリスでドライブやサイクリングを楽しむ
ファッションやオペラ、ガーデニングなど、最新のトレンドが集まるイギリス。旅行についてのアンケートを取れば、首都ロンドンが「世界の観光地人気ベスト10」に入らないことはまずありません。
そんなホットなイギリスを味わうため、リピーターになる旅行者は多くいます。
しかし、その交通手段といえば、名物の真っ赤な「二階建てバス」や、ロンドン市内の目的地を告げれば、どこにでも正確に連れて行ってくれると有名なタクシー、そして地下鉄という方がほとんどではないでしょうか。
今回は、リピーターや旅の上級者にはぜひ試していただきたい、イギリスでの「ドライブ」と「サイクリング」について紹介します。
イギリスでのドライブ、その魅力
イギリスでのドライブをお勧めする理由は大きく2つあります。「日本と交通システムが似ているから」、そして「公共交通機関の利用では存分に楽しめない人気観光地がたくさんあるから」です。
「日本と交通システムが似ている」というのは、日本で明治時代に左側通行を採用したとき、イギリスの制度をまねたことに由来します。海外は右側通行の国が大部分を占めるのでドライブを敬遠する旅行者も多くいますが、イギリスはその点日本と同じ。普段日本でクルマを運転している人であれば、違和感なく通行できるのが一番の魅力でしょう。
もちろん、標識の文字は英語ですし、イギリスにあって日本にはない交通ルールもありますが、リピーターや旅の上級者なら、事前に交通ルールを「学習」するのも楽しいはず。日本人の方は出発前に警察で「国外運転免許証」の取得が必要ですが、ぜひ、レンタカーを借りてドライブしてみましょう。
目的地としては「公共交通機関が少ないが絶景」として知られる湖水地方や、日帰りも可能な世界文化遺産の街バース、イギリスでマリンスポーツが楽しめる観光地として有名なボーンマスなどがお勧めです。
特にバースには、古代ローマ風呂を再現した博物館のほか、イギリスでここだけの天然温泉に入れる「サーメ・バース・スパ」、イギリスの女流作家ジェーン・オースティンが小説にも描いたショッピングストリートがあり、車を止めて好きなだけ過ごせるのも、ドライブ旅の魅力です。
ロンドンでは「風を感じる」サイクリングを
地方でドライブの魅力にハマった旅行者でも、ロンドンを車で移動するのはあまり賢い方法とは言えません。ロンドン中心部には「渋滞課金」制度があり、そのエリアを通るためにはレンタカーでの旅行も例外なく料金を支払う必要があるからです。
「でも、混み合う地下鉄やバスを待つのはイヤ」とか、「時間があまりないのですぐに動きたい」、そんな方におすすめなのがサイクリング。
市内にはクレジットカードがあれば借りられるセルフのレンタサイクルの"Santander-cycles"の駐輪場が約500mに1か所あり、1日の契約料2ポンドを払えば、1回のレンタルにつき30分無料で利用することができます。