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【艶髪習慣②】健やかな髪を保つための頭皮ケア、ヘアブラシの正しい使い方と効果
前半の【艶髪習慣➀】では血流を促す頭皮のハンドマッサージを教えてくれた美髪のスペシャリスト・齊藤あきさん。今回は静電気を防ぎ、ブラシ通りなめらかなアレティのデタングルブラシを使ったシャンプー前のブラッシング方法を教わります。
シャンプー前のブラッシングに+α
頭皮に適度な刺激を与えるためには、ヘアブラシを活用する手も。髪や頭皮に付着した埃などを落とす効果もあり、シャンプー前はもちろん、朝のブラッシング時にも取り入れてください。
「健康な頭皮を保つには、マッサージに加え、乾燥しないように小まめに保湿することも意識してください。頭皮や髪の毛は外的ダメージを受けやすいので、乾燥しやすい冬は特に要注意。髪はダメージを受けると元には戻らないですが、頭皮は柔軟性があれば血の巡りが良くなり、艶のある美髪に近づけますよ」(齊藤さん)
シャンプー前は、日中に付いた埃などを落とすためにブラッシング。片手を添えながら、まずはダメージが出やすく、絡まりやすい毛先から。
毛先がほぐれたらトップから毛先に向けてとかし、キューティクルを整えます。これは基本のブラッシングなので、朝のブロー時も同様でOK!
仕上げは頭の形に沿うように、生え際から中央に向けて流します。
ブラッシング後は、ブラシを軽く押し当て、小さな円を描くようにグリグリしながら頭皮全体をマッサージ。特に、帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)という、帽子を被ると隠れる部分は筋肉がなく、男女問わず髪の毛が薄くなりやすいうえに、頭頂で血流が悪くなりやすいため丁寧に。
「このブラッシング+αをしてからシャンプーで頭皮を清潔にし、前回お伝えしたマッサージをするのもオススメです。個人差はありますが、1週間ほど続けると頭皮に違いが出てくるはず。お肌と同じでケアを怠ると頭皮も老化します。髪の毛に艶やハリがなくなるだけではなく、毛根が横に寝てしまうのでうねりやボリュームダウンなどの原因に。頭皮の老化を防ぐためにも、血液の巡りを良くし、色とりどりの質の良い食事で栄養を補うことが大切ですよ」(齊藤さん)
【デスクワークで疲れたときも!】
肩こりさんは頭皮も硬い可能性大! アレティのデタングルブラシは肩の刺激にもピッタリなフォルムなので、柄を使って血流を良くするツボ、肩井(けんせい)を押して肩こり解消。首の付け根から肩に向けて3か所ほどをじっくり押してください。
<プロフィール>
齊藤あき
パーソナルビューティープロデューサー 毛髪診断士・美養研究家
5万人以上ものあらゆる肌と髪に向き合ってきた美肌・美髪作りのスペシャリスト。代表を務める美肌・美髪専門「スキンケアサロンティナロッサ」では、ひとりひとりに合わせたパーソナルトリートメントが人気。
【艶髪習慣①】ハンドマッサージで頭皮の柔軟性をアップ はこちらからご覧ください。
撮影:松橋晶子 モデル:伊藤沙織