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アンバサダーが抱えるお悩みにプロがアドバイス! Vol.2
季節の変わり目はお肌も揺らぎがち。もともと肌トラブルを起こしやすいタイプならスキンケアの見直しや、刺激をやわらげるひと工夫を。Vol.1に引き続き、美容家・山口奈里子さんがアンバサダーのお悩みに答えます。
お悩み1
目尻の下が乾燥にとても弱く、常に赤くなってしまう。時々薄皮もむけ、アイメイクを全力で楽しめません。(りょこ 20代)
advice
刺激の少ないシンプルケアで、お肌の『バリア機能』を高めることを意識してみましょう。
スキンケアは目の周りだけでも敏感肌用のアイテムを。デリケートなお肌には“セラミド”や“ヘパリン類似物質”配合のものがおすすめです。水分を補った後は、刺激が少なく肌なじみの良い“ホホバオイル”や“スクワランオイル”を優しくなじませて。オイルをファンデーションなどのベースメイクに少量混ぜてみるもの手です。
お風呂あがりやすっぴんのときは、特に乾燥する部分に白色ワセリンを伸ばして、保湿と外部刺激からのバリアをしっかり作ってあげると良いですよ。
『落とす』刺激から守ることを考えて、アイメイクはポイントメイクリムーバー不要の落ちやすいメイクに留めておきましょう。ごしごし洗いや摩擦は厳禁! 拭き取りもしない方がベターです。フィルムタイプのマスカラやアイライナー、クレンジング不要のメイクアイテムを選んでみて。
お悩み2
大人ニキビがひどいです。常に顎にできていて、皮膚科に行っても治りません。スキンケアには気を使っていますが、他にどんなケアができますか?(Kuma 30代)
advice
顎は乾燥しやすく皮脂腺が多い部位です。皮膚の水分不足を補おうと皮脂分泌が過剰になるため、皮脂が詰まりやすく意外とニキビが出来やすい場所なのです。しかも、口元は無意識に手で触れてしまったり、髪や整髪料が触れたりして炎症を起こしやすく、治りにくいうえ、再発もしやすいので厄介ですよね。
顎ニキビは、生理前にもできやすくなる他、ストレスや睡眠不足などによりホルモンバランスが乱れることも要因となります。
すでに皮膚科で受診しているようなので、悪化させないためには“リラックス”することも大切! ニキビ治療に効果的なティーツリーやご自身が好きな香りの精油を4〜5滴垂らしたお風呂にゆっくり浸かってみてはいかがでしょうか。
また食生活の乱れにも注意して。ビタミンB2は脂質代謝を促し皮脂分泌を抑えてくれるのでオススメです。レバー、納豆、卵などに豊富に含まれていますよ。
できてしまったニキビには、ニキビパッチも◎。ニキビを改善してくれるだけでなく、無意識に触ってしまうことから守ってくれる点でもおすすめです。
<プロフィール>
山口奈里子/美容家・ホリスティックビューティーアドバイザー・美容ライター
“お肌にいいこと”の本質を求め、ホリスティックでサスティナブルな美容を探求・発信している。1児の母。 #ナリコスメ #ナリコノオススメ
>Instagram narikoyamaguchi
Vol.1 広がった毛穴、毛穴の黒ずみに関するお悩み