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アンバサダーが抱えるお悩みにプロがアドバイス! Vol.5
普段のスキンケアではどうしても防ぎきれない“シミ”。“シワ”や“たるみ”同様に、年齢を重ねるごとに深刻化する悩みのひとつです。Vol.5ではシミをカバーするテクニックを美容家・山口奈里子さんが伝授。シミが濃くならないように、冬も油断せず、UVケアを続けましょう。
お悩み
シミができやすく、コンシーラーで隠すつもりが、そこだけ浮いて見えます。上手くなじませる方法はないですか?(hitomi 40代)
Advice
ポイント1:1トーン暗めのファンデにチェンジ
コンシーラーはベタッと塗ってしまいがちですが、筆先などを使ってピンポイントの“点”でのせていくようにすると◎。そして、いつもより1トーン暗めのファンデーションで首の色となじませると違和感がなく、難を目立たなくしてくれます。
スティックタイプのファンデーションを顔全体にラフに直塗りしてから、メイクスポンジでトントンと丁寧にぼかし、さらに、気になる部分に重ねづけして調整してあげる方法が簡単でオススメです。
また、クッションファンデーションは光効果が高いもの、カバー力もありUVカットも備えている優秀なものが多く、お直しも手軽ですよ。
ポイント2:シーズン問わず、UV対策を忘れずに!
シミができる大きな要因として紫外線があげられますが、特に注意したいのは生活紫外線といわれるUV-Aです。お肌の奥の真皮層まで届き、メラニン色素の合成を増やしてシミが目立つ原因をつくります。曇りの日や、日差しがやわらかく過ごしやすい季節こそ油断せず、1年中しっかりとUV対策をして下さいね。
その他の要因として、美容意識が高い方ほどうっかり陥りやすいのが、摩擦などの刺激によるメラニンの過剰生成です。クレンジング、スキンケアやマッサージのとき、ゴシゴシと力が入りすぎていないか、一度振り返ってみましょう。
スキンケアではハイドロキノン、ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸、4MSK、コウジ酸、PCE-DPなど、厚生労働省から認可された「美白有効成分」配合のアイテムを選ぶと良いでしょう。
ポイント3:クリニックで相談・治療も選択肢のひとつ
メイクでカバーしきれないほど大きい、濃いなど、気になって仕方がない場合は、クリニックでの相談・治療という選択肢もあります。レーザー治療は紫外線による影響が少ない秋冬がチャンスですよ。
シミには大きく分けて、“老人性色素斑(いわゆるシミ)”“肝斑(左右対称)”“雀卵斑(そばかす)”“炎症性色素沈着”などがありますが、種類によってアプローチが変わってくるので、一度お肌のプロに見てもらうのも良いかもしれません。
まずは予防の徹底、見直しから。これ以上シミが増えないように、あるものが濃くならないように工夫したいですね。
<プロフィール>
山口奈里子/美容家・ホリスティックビューティーアドバイザー・美容ライター
“お肌にいいこと”の本質を求め、ホリスティックでサスティナブルな美容を探求・発信している。1児の母。 #ナリコスメ #ナリコノオススメ
>Instagram narikoyamaguchi