「美容(コスメ)」「花」「猫」

「美容(コスメ)」「花」「猫」
私の好きなものは大きく分けて3つあります。 「美容(コスメ)」「花」「猫」。どれも今の私にとって欠かすことの出来ないものとなりました。 コスメは今、海外コスメにハマっています。スキンケアはエイジングとホワイトニング。 花は華道を勉強していて、師範の資格を持っています。華道って敷居が高いとよく言われますが全然そんなことないのです! どれも話すと長くなるのですが…今回はその中から「猫」をピックアップして書かせていただこうと思います。 (先に書きますが…長いです、すみません!) まず初めに、私は猫が好きではありませんでした。 これを言うとほとんどの人が驚くのですが、幼少の頃から好きだったのは犬。 ずっと“犬派”でした。 3人兄弟の末っ子だった私は、自分が一番下なので妹分みたいなものが欲しかったのかもしれません。なのでずっと犬を飼いたかったのです。 でも、姉が喘息持ちということもありその願いを叶えることは出来ませんでした。 その代わりに母が「インコなら飼えるわよ」と提案してくれたので、大喜びでインコを飼うことになって姉と2人でお世話をしました。 最初に飼ったインコはオスメス1対のセキセイインコ。 メスがものすごく気が強く、私や母にはなかなか懐いてくれなかったのに姉だけには懐いていました。 結局病気になって死んでしまい1匹のオスインコが残りました。 ある日の朝、そのオスのインコの声が全く聞こえません。 おかしいな、と思って見に行くと、血を流して鳥かごの底に横たわっていました。 私はすぐに気がつきました。隣の家の猫が2階のベランダから侵入してインコを襲ったのだと。 今までにも、家の中に入ってきて鳥かごの前にいたことがあったのです。 友人の家の猫もすぐに逃げるし、手を出せば引っかくし…。そんな訳で私は猫がどんどん嫌いになっていったのです。 ではなぜ今は猫が大好きなのかお話しましょう。 それは、以前住んでいたアパートに猫の一家が住み着いていたことから始まります。どうやら住民が餌付けをしていたようでした。 私は、その一家のビックマザーを「とらこ」と勝手に名づけ、とらこ一家はそのアパートを拠点に何代にも渡って猫が入れ替わっていきました。 基本的にそこの猫たちは人に対して警戒はするものの、人に慣れているので威嚇したりはしません。 その「とらこ」が生んだ2匹の猫のうち私が名づけた「ちびこ」というオス猫はとても人懐っこく、宅配便のお兄さんが来て扉を開けると、私の部屋に飛び込んできます。それくらい懐いていました。 もう1匹は「ししまる」。茶トラの女の子です。 生まれた時からずっとオスだと思っていたのでこんな名前をつけたのですが、ある日突然子供を生んだのです…! 生まれて初めて見る生まれたての子猫が廊下に転がっていて、ずっとオスだと思い込んでいた、ししまるが世話をしている…。 最初見たときは何がなんだか分からなくなってパニックになったほどです。 その時に生まれた子猫2匹は育児放棄されてしまい、餓死寸前のところを保護しました。 1匹は知り合いに引き取ってもらい、もう1匹は家族に預け2年後に一緒に住むことになりました。 猫と一緒に住むようになってから、猫って人懐こくて感情もあり(当たり前ですが)、表情もきちんとあることを知りました。 猫って自分勝手で、気が向いた時しか寄ってこないものだと思っていたのですが(あながち間違いではありませんが。笑)呼べばちゃんと来るし、喜怒哀楽がはっきりしていて、怒っているときは怖い顔をするし、哀しそうな顔もちゃんとするのです。 猫は、飼い主だけに心を開いてくれるので、よその人にはそっけないのは当たり前だったのです。 私が足をぶつけて痛がっている時には傍に来て慰めてくれました。 家族の間で口論になれば必ず仲裁に入ってくるし、寝る前には必ず挨拶をしに来ました。 猫のふわふわで柔らかい体を触ると不思議と心も落ち着きます。 嫌なことがあった日でも、猫によって癒されました。 「ペットセラピー」というものがあって、最近は介護の現場でも実践されていて、心を癒してくれたり、血圧や心拍数が低下することが医学的に認められているようです。 特に猫の「ゴロゴロ」はすごいんですよ! ゴロゴロの振動により、怪我が他の動物よりも2〜3倍の速さで治るのだとか。 実際に科学的にも証明されており、その周波数を用いた医療施設で、デビッド・ベッカム選手やクリスチアーノ・ロナウド選手もお世話になったというのは有名な話です。 私の周りにも猫飼いさんが増え始め、みなさん口々に「猫ってこんなにかわいいとは知らなかった」と言います。 犬は飼い主に忠実で猫は自分勝手、というイメージがありますがそれにぴったりだなと思った言葉があります。 “犬は、人間が自分にご飯をくれるから人間のことを神だと思っている。猫は人間が自分にご飯をくれるから、自分が神だと思っている”。 本当に!まさにこんな感じだ!と私も思い、聞いたときは大笑いしました。 それなのにあの小さな獣に毎日翻弄され、幸せをもらっているのはとても不思議な気持ちです。 これまで18年の間に猫を3匹見送りました。命を守ることの大切さ、生き物とともに生きること、そこから学ぶことは本当に沢山ありました。 なので、小さいうちから動物を飼うことを私はオススメしたいです。 現在、我が家には2匹の猫がいます。 そのうちの1匹はまだ家に来て1ヶ月ほど。子猫なので毎日大騒ぎです。 猫も1匹1匹性格が全然違うので、またどんな猫に育ってくれるのか楽しみにしています。
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