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「プライスレス」で見つける、本当に魅力的な女性の4つのポイント
誰もがつい目を離せない、魅力的な女性とはどんな人だと思いますか?
綺麗で優しくて、いつも笑顔で、仕事も出来て文句も言わない、完璧な人?そんな女神様のような人がいたとして、本当に目が離せないでしょうか。なんだか自分からはかけ離れた存在に思えて、実はそれほど魅力を感じないかもしれません。人は意外と、失敗もするけど人間らしくて、ダメなところもあるけど憎めない存在、頑張れば自分だってなれると思える、そんな遠すぎない存在に魅力を感じるものではないでしょうか。
今日は、フランス発のラブコメ映画「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」を取り上げて、本当に魅力的な女性に欠かせないポイントをご紹介します。
舞台は南仏の高級リゾートホテル。裕福な男に高級品を貢がせることを生きがいにする主人公イレーヌが、気弱で優しいホテルマンのジャンを金持ちの宿泊客だと勘違いし、一夜を共にするところから物語は始まります。ジャンはイレーヌに好かれたい一心で金持ちを装い、イレーヌが金持ちの元彼と別れた直後に嘘が明るみに。彼女の怒りと彼の恋心が交差し、その後二人で金持ちを弄ぶゲームを始めて張り合ううちに、ジャンに惹かれていくイレーヌ。フレンチ・エスプリがたっぷり効いた二人の軽快なやりとりにも注目です。
「アメリ」で有名なオドレイ・トトゥ演じるイレーヌは、お金が一番!という、一見素敵な女性とは言い難い考えの持ち主。でも「何故か」とても魅力的に見えるんです。それはただ単に、彼女が綺麗だからではありません。彼女の言動から、その「何故か」の答えを見つけてみたいと思います。
自分の欲求が分かっていて一生懸命
金持ちを狙うイレーヌの姿は、一見「お金に目がない品のない女」に見えますが、実はイレーヌは自分の欲求に対してまっすぐで、誰より一生懸命です。この時の彼女は、誰かに愛されたい欲求よりも、貧しい状況から脱して裕福な生活をがしたいという欲求が強いのです。遠慮なくどんどんブランド品を買わせ、毎夜着飾っては食事やお酒を楽しむ。今の彼よりももっと裕福な男性ジャンを見つけたら(嘘だったのですが)、迷わず乗り換える!気持ちいいくらいの思い切りのよさです。自分が一番欲しいものは何かということが分かっていて、それに対して一生懸命である状態というのは、その「何か」が何であろうと、女性を輝かせるポイントなのかもしれません。
自分にも人にもいつも正直
また、フランス人女性のイメージでもある、誰に対しても怖気付かずに正直にものを言うイレーヌの姿勢も、お世辞や建前が得意な私たち日本人から見ると特に魅力的です。相手を傷つけてはいけませんが、いつも本音で話す人には信頼や安心を感じるものです。
失敗しても諦めない
ジャンが貧乏人だと分かった途端、元彼にも去られてしまったイレーヌは、昔出会った裕福な男たちに片っ端から電話します。もちろん、ほとんどが応えてくれませんが、それでもその日のディナーや宿泊先はゲット。落ち込まず、めげずに進み続ける姿はとてもパワフルで、つい助けてあげたり、応援したくなります。
誰といてもどんな時も自然体
イレーヌが何故、結局最後に貧しいジャンを選ぶのか。その答えはたった一つ、彼といる時が一番、自然体でいられるからです。彼の前なら着飾らなくても平気だし、愚痴も言えるし、大声で笑えるし冗談も言える。ジャンと過ごしているイレーヌは、怒っている時もイジワルをしている時も、作り笑顔で金持ちと食事をしている場面より格段に魅力的です。
結局は、欲しいものも素敵な恋も、頑張って求めたり必死にしがみつくよりも、飾らず自然体でいることで魅力が増した自分になら、幸せは向こうから近づいてきてくれるのではないでしょうか。
「アメリ」の時とは打って変わって、高級ブランドのドレスをセクシーに着こなす美しいトトゥにも目が釘付けです。シャネル、プラダ、グッチ、エルメス、セリーヌ、ショパール...。華やかなブランドのドレスやアクセサリーの数々、高いヒールで美しく歩く彼女の姿勢も、見ているだけでドキドキしてしまいます。軽快な会話とフランス独特のユーモア、美しく強い女性像、数々の華やかな装飾品に心が躍る「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」。ぜひ見てみてくださいね!
プライスレス~素敵な恋の見つけ方~