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アンバサダーが抱えるお悩みにプロがアドバイス! Vol.6
秋からの乾燥によるダメージが蓄積され“髪型が決まらない”というアンバサダーさんに代わって、美の旅編集部が美容師さんに質問! 今回はうねりやクセなど、まとまりにくい髪質の改善案を高田馬場で20年以上続くヘアサロン・zingの 堤 和幸さんが伝授します。
お悩み1
クセ毛で前髪がいつも爆発。どうしたら収まり良く仕上がりますか? (necone 30代)
Advice
ドライヤーで生えグセを和らげる。それでもダメならヘアアイロンの出番!
前髪の根元約2cmをクシでとかすだけでも違いが出てきます。
髪の根元は毛先よりもキューティクルがしっかりしているので、何度かくり返しクシを通しても大丈夫。
クセ毛用のシャンプーやトリートメント、縮毛矯正という方法もありますが、もっと手軽に前髪を落ち着かせたいという場合、ドライヤーの風を右から左からと交互に当て、髪を流すように根元からクセを直すと良いですよ。
また、細かめのクシで根元をしっかりとかすことで落ち着く場合も多いです。
ポイントは、しっかりと毛束を引っ張って根元だけクシを通すこと。毛先まで行うと摩擦によるダメージで、さらにクセが出やすくなるのでご注意を。
ヘアアイロンで前髪のクセをのばすなら温度は約150度。
短く、量も多くないので、他の箇所よりも低めの設定で十分。
それでも前髪が爆発してしまうなら、スタイリングが長持ちするストレートアイロンを活用してください。ストレートアイロンのプレート幅は何mmでも大丈夫。根元から熱を加えると前髪が立ってしまうので、根元から少し離したところからクセを伸ばすと良いですよ。前髪をおろすか、横に流すかは、もともとのクセや額の丸みに馴染む方でお試しください。
お悩み2
乾燥して広がりやすく、すぐに切れ毛になり、俗にいう「アホ毛」に悩んでいます。美容室のシャンプーや洗い流さないトリートメントに切り替えるなど、気をつけていますが、髪が柔らかいからかトップはモヤモヤしてしまいます。(ママ 50代)
Advice
シャンプーをするときの設定温度は38〜40度に
熱いお湯は脱脂力が強いので、シャンプー時の設定温度も乾燥の一因かもしれません。
そして、髪自体につけている洗い流さないトリートメントが合っていない可能性も。ただ単に手触りが良くなるものだと解決できないので、毛髪内部を強化するものを選んでください。
最近、髪にとって頭皮の乾燥と柔軟性の欠如が良くないと言われるようになりました。柔軟性を上げるには顔に使用しているもので構わないので、頭皮も化粧水で保湿すると良いですよ。
また、頭皮を下から上に少しずつ動かしながらシャンプーすることで、頭皮に厚みが出でて健康な髪が生えやすくなります。
お悩み3
年齢とともに、うねりや広がりが出てきたのですが、対処法はありますか? (ai 30代)
Advice
まずは食生活を整え、軽い運動も取り入れて!
体を動かす習慣がないなら、まずはウォーキングからスタート。
血行を良くするため、湯船に浸かり、しっかり体を温めることも忘れずに。
髪に栄養が届かなくなっているのが大きな原因です。タンパク質が不足している場合が多いので、魚、肉などもバランス良く取り入れた食事を心がけるだけで変化が現れる方もいらっしゃいます。栄養は血液によって運ばれるので、軽い運動も効果があります。
頭皮を丁寧に洗うことも大切ですよ。38〜40度のぬるめのお湯でしっかりとすすぎ、シャンプーを耳後ろの下の方からつけ、徐々に上へと進みます。下から上へ頭皮を少し動かすように軽く力を加えながら洗い、その後しっかりとすすぎ、頭皮の保湿もできるトリートメントがオススメ。
タオルで拭くときは、地肌のみを拭くつもりでやさしく。その後タオルでくるんだまま水分を吸い取ってください。ドライヤーの温風は頭皮にあてる感じで、乾いてきたら指で挟んで少し引っ張りながら乾かすと良いでしょう。
最後にブラシを使って整え、冷風で引き締めると効果がアップします。
<プロフィール>
堤 和幸/zingマネージャー
東京・高田馬場にある美容室zing(ジング)勤務。年齢を重ねることで出てくる髪のお悩み解決テクにも定評あり!
Instagram @kazing223
ホームページ https://www.zing-salon.com/index.htm