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【艶髪習慣①】 頭皮マッサージの効果と方法について
最近、髪の毛のハリやコシ、艶がなくなってしまったという方必見。美しい髪を育てるには土台となる頭皮のケアが欠かせません。そこで、毛髪診断士の齊藤あきさんに自宅で手軽にできる頭皮ケアを教えていただきました。
頭皮マッサージ 5つのポイント
美しい髪を育てるには、厚みと柔軟性があり、毛穴つまりがなく、血液の循環が良い頭皮が理想的。では、コンディションを良く保つためにはどんなことを意識すればよいのでしょうか?
「まずは土台の頭皮を健康にしなければいけません。私の施術も“ち・と・せ・う・た”をポイントに、頭皮ケアから始めます。“ち”は血の巡りを良くすること。“と”は透明感。“せ”は清潔で毛穴詰まりのない頭皮。“う”は潤い。“た”は弾力です。透明感は顔などのお肌と一緒で血流を促すことで得ることができるので、是非マッサージで頭皮をもみほぐしてください。シャンプーのときや、テレビを見ながらでも大丈夫ですよ」(齊藤さん)
指の腹を使って、小さな円を描くようにしっかり地肌を動かしながら頭皮全体をもみほぐします。髪の上からではなく、直接頭皮に指を密着させて!
髪の生え際からグッと引き上げるように頭皮を刺激するとリフトアップ効果も。顔と頭皮はつながっているので、頭皮の弾力アップはたるみ改善につながります。
指の腹を使って、頭皮をつかんで離すをくり返すタッピングも程よい刺激となり、血の巡りが良くなることで頭皮が活性化。
首がこわばっていると血流が頭皮に行きにくくなるため、手をグーにしてうなじの生え際にあるツボ、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)を痛気持ちいいくらいの強さで左右それぞれ2,3秒ほどグリグリ。
左右の耳を繋げた頭頂部にある百会(ひゃくえ)も重要なツボ。親指の第一関節で押しながら、ゆっくりと息を吐き、心地よく刺激。
隙間時間でマッサージをすることで、頭皮のこわばりを解消。ポイントは頭皮を動かすように指の腹を密着させることと、血行促進のツボ!
次回はブラシを使ったマッサージと髪に負担をかけないブラッシング方法を指南いただきます。
<プロフィール>
齊藤あき
パーソナルビューティープロデューサー 毛髪診断士・美養研究家
5万人以上ものあらゆる肌と髪に向き合ってきた美肌・美髪作りのスペシャリスト。代表を務める美肌・美髪専門「スキンケアサロンティナロッサ」では、ひとりひとりに合わせたパーソナルトリートメントが人気。
【艶髪習慣➁】ブラッシングも大切な頭皮ケア もご覧ください
撮影:松橋晶子 モデル:伊藤沙織