読みもの
意見が食い違っても他人を尊重できるイロハ
「何を言っても否定される。もしかして私のことが嫌いなの?」
「私の意見、うまく伝わってない気がする」
そんなとき、喧嘩腰の議論になってしまったり、はたまた相手の意見に押されて何も言えなくなってしまった経験はありませんか?
でも意見が食い違ったばっかりに、顔を合わせにくい関係になってしまうのは寂しいですよね。
意見が合わない相手というのは絶対にいるもの。でも相手を尊重できれば、お互いが納得できる結論に近づけることができます。
そんな”尊重のイロハ”をご紹介します。
意見と人格は別の話
まず、いちばん大切なこと。
それは意見を否定されたからといって、あなたの人格まで否定されたわけではないということです。
逆に、相手の意見を否定するときに人格まで否定することはあってはなりません。
相手と意見が異なるとき、ある種のスイッチのようなものが入ります。
そのスイッチは、ときに反論や沈黙、攻撃的な言葉などとなって、議論をぎくしゃくしたものに変えていくでしょう。
そしてついに、「この人は私のことを理解してくれない(私は相手を理解できない)」と諦めてしまったとき、意見の対立が人格否定にまでつながってしまいます。
「〇〇さんはこういう考え方ですもんね」
なんて話になってしまったら、議論は紛糾したも同然。
”意見と人格は別物”
まずはそれを意識してみてください。
似ているところを探してみて
相手に否定されてばかり、もしくは自分の意見が届いている感じがしない。
そんなときは、まず「似ているところ探し」をしてみてください。
Aは納得できないけど、Bはわかるなぁ
というときには、まずBについてじっくり話し合ってお互いの合意を得ます。
お互いにとって「話が通じる相手」となってからのほうが、その後の会話を安心してすすめることができ、多少意見の食い違いがあっても建設的な議論をすすめることができるでしょう。
否定の前にポジティブな言葉で
「私は反対です! なぜなら〜」
もうお分かりのとおり、こういった話し方がいいとは言えません。
いきなり否定すると相手は傷つきますし、人格まで否定された気持ちになってしまうかもしれないですからね。
意見が違うときこそ、まずはポジティブな言葉で相手を肯定しましょう。
「〇〇の部分は賛成です。××についてはこの方法はいかがですか?」
共感したうえで、別の案を提示する。
そうすれば、相手と対立することなく寄り添った形で議論をより良い方向に導いていけます。
いかがでしたでしょうか?
この記事をきっかけに、相手を尊重したより良い議論が弾みますように。