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ヘアアイロン、ドライヤーにまつわる「なぜ?」に答えます! part3
ドライヤーでしっかり乾かしても毛先がハネてしまう、ヘアアイロンで失敗してしまったときはどうやってリセットする? 今回はそんなお悩みに対するアドバイス。これから暑い季節が始まりますが、ダメージ減、スタイリングをしやすくするために、しっかりドライヤーで乾かすことが大切です。
Q1.乾かすためにドライヤーをあてていると、髪の毛が色々な方向にハネてしまいます。ハネにくい乾かし方のコツがあったら教えてください!
A1.ハネてしまう原因はクセもありますが、一方向から風をあてているからかもしれません。まずは根元から乾かし始め、熱を分散させるようにドライヤーを少し振りながら、様々な角度から風をあてます。
8割ほど乾いたら風量を少し落とし、上から下へドライヤーの風を送ります。
乾かしながら手ぐしで少しテンションをかけておくと毛流れが整います。
仕上げに冷風(送風)をあてることで艶が出て、髪型をキープできますよ。
Q2.熱風で素早く乾かすのと冷風で時間をかけて乾かすの、髪や地肌にはどちらがいいのでしょうか?
A2.素早く乾かしてください! 濡れた状態の髪の毛はキューティクルが開いて剥がれやすく、ダメージが出やすい状態です。
A1.でもお伝えしたように、温風で根元から乾かし、その後は弱温風→冷風(送風)の順がドライの基本です。
Q3.ヘアアイロン、変なふうにクセがついてしまった時の対処法はありますか?
A3.思っていた通りのクセがつけられなかったとしても、繰り返し高温のヘアアイロンを通してしまうとダメージに繋がります。やり直したいときは、水で濡らし、ドライヤーで乾かしてから。
ヘアアイロンに慣れていない方には1度でスタイリングが決まらないこともあるので、温度は低めに設定することをおすすめしています。
Q4.ヘアアイロン、髪はまっすぐになるのですがトップのボリュームが出しにくく仕上がりがのっぺりしてしまいます。トップにボリュームが出るようなスタイリング方法があったら教えてください!
A4.ヘアアイロンを使用する前に、ドライヤーで髪の根元を立ち上げながら乾かしておくと立体感をだしやすいです。ブラシなどで立ち上げながら乾かしてください。
ショートやボブなど、短めのスタイルでもしっかりボリュームを出したい場合はストレートタイプの2WAYヘアアイロンで根元から挟み、手前に軽く押し出すようにカーブさせながら滑らせるとふんわりします。
ブラシ付きのカールアイロンも髪の長さに関係なく便利ですよ。ブラシ部分を髪の根元から入れることで簡単にボリュームを出すことができます。
Q5.ヘアアイロン、いろんな温度設定がありますが、あれは結局何度がいいのかわかりません。180℃と200℃ではやはり違うのでしょうか?
A5.アレティのヘアアイロンも200℃まで設定できますが、髪質に合わない高すぎる温度はダメージに繋がるため、細い髪が多い日本人に200℃をおすすめすることはほぼありません。高くても180℃までの設定でスタイリングしてください。
では、なぜ200℃の設定があるのか。
クセがつきにくい太い髪質の場合はコレくらいの高温じゃないとスタイリングをしにくいこともあるからです。ただし、太くてクセがつきにくい髪質でも、繰り返し高温を当てるのはNG! どんな温度でも、1度でクセがつくように、滑らせるスピード、毛量の調節が必要です。
ドライの基本は動画も参考にしてください